レッスンについて
音楽との接し方、あるいは楽しみ方は人それぞれです。
例えばコンサートやライブに行くこと、カラオケで歌うことなど。
自ら『音を奏でること』もその楽しみ方の一つであり、同時に古来より普遍的な行為でもあります。
演奏するという行為そのものは、誰にでも等しく自由に音楽を楽しむ手段になり得るものですが、声や様々な楽器を使って演奏する上で、それぞれに適切な演奏技術・読解力・想像力・思考力といった音楽への“アプローチの術”を身に着けていくことが、音楽をより深く、且つ永続的・主体的に楽しむことに繋がります。
そして私自身の身近なところからもその楽しみ方を知る人が1人でも増え、その結果が音楽文化へ微力ながら貢献できることなり得るならば、それは音楽家として最高の喜びの1つでもあります。
音楽は小さいころからやっていないと難しいのではないか?という声もよく聞きます。
確かに世界の名だたる音楽家は幼少期から様々な音楽教育を受けていることはよく知られています。
しかし、現在活躍しているプロ奏者の全員が同じスタートや経歴でないこともまた事実です。
はじめる時期はもちろん、レッスンを受ける動機、修得したい内容、到達目標はそれぞれ違います。
たとえば、
「趣味でこれからはじめたいけど独学では不安や限界を感じる」
「初心者で楽器選びからわからない」
「楽譜が読めるようになりたい」
「昔やっていたけど改めて弾いてみたい」
「子供の情操教育として」
「プロになりたい、音楽大学を目指したい」
「音楽理論を学びたい」
「コードネームを読めるようになりたい」
「アンサンブルを楽しみたい」
「幼稚園の先生・保育士を目指している」
など。
そして個々の性格や思考、好み、また言葉の捉え方、イメージの仕方もいろいろ。当然成長曲線もそれぞれ描き方が違いますが、本来音楽そのものは人と競う性格のものではありませんし、優劣をつけるものでもありません。(受験やコンクールといったものはもちろんありますが、それは人が作った一定基準における評価のための仕組みによって生まれる性質と言えます。しかし同時にその評価の価値もまた全く否定されるものでもありません。)レッスンでは先生と生徒という関係性はありながらも、年齢・性別・社会的地位などを超えたフェアな関係であることは大切なことと考えます。音楽そのものにおいてはそれらは全く重要なことではないからです。レッスンを通じて主体的に演奏することや書くことができるようになり、より音楽を楽しめるようになることを目標の根底に持ちながら、それぞれの音楽の接し方や目的にあったレッスンを提案していきたいと思います。
指導歴(主なもの)
・洗足学園音楽大学作曲コース・在籍中より神奈川の民間個人音楽教室にて個人レッスンのキャリアをスタート。現在は東京・神奈川への出張レッスンと、佐賀の教室にて個人レッスンを行っている。
(分野:作曲 / 編曲 / ピアノ / ソルフェージュ / 和声 / 対位法など)
・音楽大学・音楽高校受験における合格実績あり(試験科目:ソルフェージュ)
・2018年3月よりオンラインによる個人レッスンを導入。
また、上記個人レッスンと並行しながら
・洗足学園音楽大学大学院を修了後、同大学ミュージカルコース助手として勤務(2008~2011年度)
・外部講師として年間定期的に東京都内の幼稚園において園児向けの音楽指導(歌唱・合奏など)、同時に教諭向けのピアノ及び音楽指導に関するレクチャーを行う。(2011~現在)
・西九州大学(こども学部) 非常勤講師(2019~2023年度)
・福岡女子短期大学 音楽科 非常勤講師(2022~現在)